暮てくれ

早く1日が暮れてほしいと願う人のブログです。

電車で一目惚れをした

今日の1日

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これはドトールのハニーカフェオレLサイズです。まずい。おいしい。週三くらいの頻度で摂取しています。あとベローチェのハニーラテもおいしいんだけどこれは期間限定だしそもそもベローチェは店数が少なくてなかなか出会う事は出来ない。横にあるのは本日発売、宮崎夏次系「アダムとイブの楽園追放されたけど…」です。2年ぶりの新刊ということで待ちわびていました。特別収録されているオカリちゃんちのおにいちゃんは、とある方が収録の際コンビニで立ち読みして泣いたと言っていたのでこれまた楽しみです。宮崎夏次系との出会いは私が本屋で「面白そうな表紙があったら買う」ごっこをしてた時でした。はじめに手に取ったのは夕方までに帰るよでした。話にどんどん引き込まれ完全に虜になった私は後日本屋に行き全ての既刊を買い漁り、家に帰って読み、涙したものでした。この新刊もきっと胸を打ってくることでしょう。読むのが楽しみです。

最近ちょっと自律神経がおかしくてこまっている、こういう話は辛気臭いのであまりしたくないのですがほんとにおかしいんだ。今日なんか電車で盗撮しちゃいました。それも御茶ノ水に行きたくて電車に乗ってたら2人組が乗ってきて片方がめちゃタイプの人だったのでこっそり撮りました。いや、犯罪者予備軍なので弁解の余地はありませんが。

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ネットの恋が2.8次元だとしたら電車での一目惚れも2.8次元だと思うんですよ。片方がKさんに似てたんです。一瞬Kさんかと思いました。いやKさんだったかもしれないな。でもKさんはもっと太ってたと思うな。Kさんはあんな友達いないし笑わない感じだしな。2人組は大学生くらいの人で仲良く笑ってました。電車の中で喋るには少々声がデカすぎるような気がしましたので、まったくうるせぇやつらだな~ちょっとはボリュームダウンしろよな~w(^_^;)チラッ という感じで顔を見たらKさんみたいな人が笑ってたので顔が熱くなりました。やっべぇKさんいる!!!!あれKさん!!???声掛けてみようか!!?嫌でもよく見たら痩せてるな……身長も高すぎる気がする……と勝手な憶測がピュンピュン頭を飛び交っていると後楽園で片割れの友達が降りていきました。横に座っていたふとめのおっさんも降りていきました。車内は私の横だけが空いている状態です。これはまさか…!?と思っているとこっちにエセKさんが向かってきます卒倒しそうでしたその時私はどこを見ていたかわかりません。この気持ちが永遠に続けばいいのにと思いました。エセKさんが私の横に座りました。座ると同時にいい匂いがしました。エセKさんは痩せていました。電車にありがちなこちらのスペースを圧縮してくるやつではありませんでした。そのとき私はもう爆発しそうでした。心臓がバクバクと音を立て頭痛まで発生してきました。これが恋?ヤバいな~なんてことを思いつつすごいキモい眼差しをエセKさんに向けていました。全身が発汗しています。顔をギリギリバレないくらいに傾け目線は思いっきり左に向けられていました。眼球が痛くなるほどです。エセKさんはスマフォをいじり始めました。まずTwitterを開いたのでIDを特定してフォローしに行こうと思いましたがツイート画面を出さなかったのでそれは無理でした。アカウントの雰囲気はリア垢っぽい感じだったのでちょっと安心しました。アニメアイコンとかだったら嫌だもん。そのあとKさんはLINEを開きました。LINEのグループ名にはFIFA○○サークルと書かれていました。あとから調べるとFIFAとは国際サッカー連盟のことらしいのでエセKさんはサッカーのサークルに入っているのかも知れませんね。しばらくチャットを遡っているとポプテピピックのスタンプを誰かが送信していました。私はムッとしました。でも送信したのがエセKさんじゃなくてよかった~!と思いました。エセKさんはLINEを閉じ今度はピッコマを開きました。おっ漫画も読むんだな~おじさんと話が会いそうだねぇとおもい顔はニヤニヤしていました本当に気持ちが悪かったと思います。結局エセKさんは漫画を読むことなくピッコマを閉じました。スマホケースの出っ張りを人差し指でちょんちょんしていたのでなんだこいつ誘っているのか…?と冷静に考察してしまいました心は月光乱舞してました。そしてエセKさんは次にYahooニュースを開きました。記事名は読めませんでしたがなにやらスポーツの記事を見ていました。熟読する感じではなくさささっーと読み飛ばし気になったところで手を止めてじっくり読む派でした。人間味が溢れていてふふっとなりました。そこで私は思いつきました。「そうだ、盗撮しよう。」通りすがりの出会いなんて一期一会以上に一期一会です。レアリティでいうと、SSSレート一期一会+と言った所でしょうか。この電車を降りてしまえばもう会うことなんてありません。見納めみたいなもんです。降車駅が近づいてきました。私は無音カメラを起動します。エセKさん、こっちを向いて。設定を内カメに変えます。エセKさん、どうか微笑んで。スマホをいじってる振りをして手元を45°くらい傾けます。エセKさん、元気でね。私は心の中で太宰治の一節を改変してエセKさんにおくった。「これからどんどん生長しても、 エセKさんよ、容貌には必ず無関心に、 煙草を吸わず、お酒もおまつり以外には飲まず、 そうして、内気でちょっとおしゃれな子に 気永に惚れなさい」。いい言葉だな~。パシャッ。実際にはなってないけど、心のシャッターを押した。エセKさんは永遠になった。ビビりすぎて顔の断片しか写っていないけど。私は降車した。胃がムカムカし吐きそうだった。涙が出そうだった。もう忘れよう、そう思った。

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盗撮したエセKさんと私の肩。顔もガッツリ写っているがこれは私だけのたからものにしたい。