暮てくれ

早く1日が暮れてほしいと願う人のブログです。

コミティア124

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コミティア124に出た。

以前(123)にも出ていたのだが、ブログをやっていなかったのでその当時の記述は特にない。2月に123があって、初めて参加して、もう昇天するんじゃないかってくらい楽しかった。一番仲の良い友達を呼んで、印刷した数は全部で80冊。なぜかバケモン並みのパワーを発揮し3種類も新刊を出したので、あの頃は本当に頭がおかしかったんだと思う。実際飛び降りたのも2月だったし。内容はひどすぎてどれも見返せないが。ウケる〜から朝は始まった。7時に起きる。8時に出発だ。うつらうつらしながら30分ほど意識が行ったり来たりし、結局完全に起きたのは7時半だった。私の準備はだいたい5分で終わるので全然大丈夫だ。父の車で国際展示場に向かう。会場はビックサイトだ。あのでかい三角が二個連なってるところ。姉が暇だというので、売り子に姉を連れてきた。これがあとあと失敗になるのだが・・・。無事に8時40分ごろビックサイトにつき、途中コンビニに寄ったりして、9時30分には会場入りしていた。左右のサークルはまだ到着していなかった。助かる、狭苦しいと準備ができないのだ。テーブルクロスを敷き、新刊を並べようとしたその時、問題が発生した。この新刊、よく見ると印刷を思い切りミスっているのである。なんと同じページが二連続で印刷されているのだ。これは印刷所のミスではなく紛れもなく私のミスだろう。ウケるな〜と思いつつ焦って謝罪のツイートをした。あんなに確認したはずなのに、と歯を食いしばったが時すでに遅し。これを売るしかなかった。諦めて新刊を並べた。今回二種類出したのだけどもう一種類の方は大丈夫だった。朝からため息が出た。ウケるな〜。あとは名刺やデコチョコやプレゼント用の色紙を並べて、15分くらいで準備は完了した。今日は暑い。長袖を着てきた自分もバカだったが、下は半袖で汗染みが怖いので絶対脱げなかった。この日は一日中暑かった。左右の人がやってきた。左の人は一人の男性で、多種類のコピー本を売っていた。右の人は女性の二人組で、そこそこ絵がうまかった。この人たちについて記述すると、左の人はツイッターが怖かった。右の人は喋り声がうるさかった。このくらいだ。会場の拍手。いよいよ始まるんだな、と思う。正直あまり期待はしてなかった。このころからあんまり売れない予感はしていた。予防線を自分で貼っているだけだと思うが。開始10分くらいは人が全く来なくて、所詮私の「愛され度」はその程度なのかな〜と思った。メンヘラ的思考である。15分くらいしたらようやく一人の男性がきて、本を買っていってくれた。差し入れまでしてくれた。ザ・チョコレートである。めちゃめちゃ嬉しい。ありがとうございますしか言えないのが悔しかった。その後も30分人が来ない時もあれば、2分後にきたりする時もあって、なんだかよくわからなかった。ただ、大通り(広い通路)のサークルや壁サークルが見えて、メラメラとしていたのは覚えている。私と壁サー、何が違うんだ。感性か?感性なのか!?と思っている間に人がきたりして嫉妬心をかき消す。基本的にじっとしているとマイナスな感情しか抱かない人間なのでよくない。ここで私がウケた二つの事項を紹介しよう。一つ目。感想をわざわざ言いにきてくれた人だ。一度1冊目を購入していき、どうやら会場で読んだらしい。本の感想を言いにきてくれた。作中では風邪薬について記述していたのだが、その人曰く「自分はちょっと、風邪薬とかはわからないんですけど・・・この〇〇くんって子が可愛くて・・・」え?待て待て待て。〇〇くん?くん?私はそのキャラを女に設定したつもりであった。しかしこの方は男として捉えられていた。確かに一人称がオレだったりスギちゃんのような喋り方をするようなキャラなのだが、まさかそう来るとは。斜め上すぎてウケた。この方は感想を言いにきてくれた際に他の本やキーホルダーも購入してくださり、さらにそのあとも感想を言いにきてくれた。今度は合同誌に書いた私のエッセイもどきの感想だった。「えっと、これはなんと言うかリアルですね。」私は半分エッセイで半分ジョークで描いているとはぐらかした。実際愛と勇気100%のガチガチエッセイである。内容は飛び降りてから入院、退院するまでを描いたものだった。その断りを伝えると「ジョーク!?ならいいんですけど・・・」と不服そうな顔をしていた。あの顔は忘れない。身長が高くてメガネで白いシャツを着ていた人だった。と言うか私のサークルに来る人ほとんどそんな感じの見た目だったから正直顔は一人一人覚えてない。御免なさい。この人、結論から言うと4回サークルにきてくれているのだが、これは後述する。そして二つ目。13時から先着一名に無料でプレゼントしようとした色紙なのだが、これがなんと大人気だった。まず、12時59分くらいに3人の人が集まった。この時点で私の頭ん中は大ウケしていた。13時になり、3人に渡すことはできないのでじゃんけんをしてもらうことになった。もう、大爆笑だった。心の中で。ダダダダダだ大の大人がじゃんけん!?私の色紙求めて!?超ウケる〜〜〜〜!!!!とか思ってたら4人目が来た。もうじゃんけんは始まり、一度勝敗は確定しかけていたのだが、4人目の人がかわいそうなのでもう一回最初からやってもらった。これ、今になって考えればかなり理不尽だったと思う。全力で謝罪したい。もう遅いけど。結局一番最初に負けた人と左側にいた人の勝負になって、一番最初に負けた人は優しかったから「自分は最初に負けたからいいですよ。ここでもし勝ってしまったら、それはちょっとな結果になる」と優しいのか私の頭の悪さを皮肉られたのかわからないが結局左側にいた人に色紙は貰われていった。転売防止に名前を書こうと思って、名前を聞いたらなんとこの人以前のティアズマガジンでP&Rを私の作品で書いてくれた人だった。普通に感動した。何かお礼がしたいと思っていたので、ちょうどよかった。のちにこの人のツイッターを見つけて、のぞいてみたらなぜか私をフォローしてないのは謎だった。いや、色紙戦争に参加したりP&R描くくらいならフォローしろよ。なんて贅沢は言いません。すみません。はい。無事に色紙はお嫁に行った。嬉しかった。タダにしてよかった〜と思った。また次回もやりたい。そのあとも知ってる人が名刺渡しに来て「✖︎✖︎ってイベントには出ないんですか?」と聞いて来た。✖︎✖︎についてはあまりいい思い出がないので出るつもりはないといっておいた。しかし私のサークルに来る客、男性が多いこと多いこと。ジャンル的に仕方ないのかな、とも思うのだが心配事が一つある。男性に人気がある、つまりは作中の女性キャラの人気が高いと言うことだ。私の作品には、だいたい男女が平等な数で登場する。個人的に描いていて楽しいのは男性のキャラなのだが、女性キャラの方が人気ときた。これはいけない。もう描きたいものが描けなくなってしまうじゃないか。男性キャラの方が描いていて感情移入しやすいしいわゆる「エッセイ」に近くなり、より自分が表に出て行く感じがして嬉しい。女性キャラだと要するに「萌え」になってしまい、ストーリーよりもシチュエーション優位になってしまう。個人的には前者の方が好きだ。人気があるのは後者。うーん、死にたくなる。ま、そんなことはどうでもいい。今はコミティアの話だ。いつも監視していた絵師がグラサンにアロハシャツもどきだったりなどしたがなんやかんやで無事閉会し、15時30分に撤退した。在庫は半分くらい余っていたが、通販や今後の参加で既刊として出せばなんとか捌けそうな数だった。売上に関しては不服だけど。最後の方にタイプの人が作品を買っていったのが嬉しかったです。伝えたいことは1.感想が直接もらえて嬉しかった、2.色紙じゃんけん戦争問題は反省したい、3.絵師の顔なんて見るもんじゃない、である。以上、超利己的コミティア124レポートでした。次回はあるかもしれないしないかもしれない。ウケる。